治験ボランティア募集 [ボランティア]
化学合成や、植物、土壌中の菌、海洋生物などから発見された物質の中から、
試験管の中での実験や動物実験により、病気に 効果があり、人に使用しても
安全と予測されるものが「くすりの候補」として選ばれます。
この「くすりの候補」の開発の最終段階では、健康な人や患者さんの協力によって、
人での効果と安全性を調べることが必要です。
こうして得られた成績を国が審査して、病気の治療に必要で、かつ安全に使っていける
と承認されたものが「くすり」となります。
人における試験を一般に「臨床試験」といいますが、「くすりの候補」を用いて国の承認
を得るための成績を集める臨床試験は、特に「治験」と呼ばれています。
治験は病院で行われ、「医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令」という規則に
定められた要件を満足する病院だけが「治験」を行える病院となります。
<定める要件>
・医療設備が充実している
・責任を持って治験を実施する医師、看護師、薬剤師等がそろっている
・治験の内容を審査する委員会を利用できる
・緊急の場合には直ちに必要な治療、処置が行える
くすり創り
ひとつの薬が出来上がるのに、だいたい9年~17年もの月日を要します。
その間に掛かる開発費用も500億円とも言われています。
くすり創りには、多大な「お金」と「時間」が掛かるのです。
<基礎研究>2~3年
- 新規物質の創製
- 理化学的研究
- 候補物質の選択(スクリーニング)
<非臨床試験>3~5年
- 薬効薬理試験
- 薬物動態試験
- 安全性薬理試験
- 一般毒性試験
- 特殊毒性試験
<臨床試験(治験)>3~7年
- 第1相(フェーズⅠ)試験
- 第2相(フェーズⅡ)試験
- 第3相(フェーズⅢ)試験
<承認申請と審査>1~2年
- 販売へ
治験ボランティアの種類
- ドリンクを毎日飲用
- 閉鎖環境に2週間缶詰状態で人体に及ぼす影響調査
- 化粧品の試験
- 入院通院しての健康男性の試験
- などなど・・・
月数回の割合で指定機関にて採血等の検査を実施します。
新薬に繋がるボランティアとして広く知られ、世の中のためになり、
人間ドックを受けている様な身体の状態まで検査して貰え、報酬まで
貰えてしまう「治験」の登録説明会に参加して見ませんか。